プリント方法も沢山!!オリジナルネームタグの役割とは?!

オリジナルネームタグ制作では、ネームタグのプリント方法も実に色々な種類があるので、お気に入りのプリント方法でネームタグを作る事ができます。ここでは、オリジナルネームタグの役割と色々なプリント方法についてお届けします。

プリントネームタグの役割とは?

単なる注意書きならネームタグは要らない

アパレルブランドのネームタグについて調べてみると、ネームタグに対して悩まれている方も少なくありません。服を購入した際に値札タグと同様に即襟元のブランドネームタグも切ってしまう方もいます。自分のお気に入りブランドのネームタグを切るのは抵抗がありますし、ゴワつきを我慢しながら着用している方も多いのではないでしょうか。実際、有名ブランドのタグが硬くて肌に触るのが気になると言った場合、タグを切る事に抵抗があって数年我慢して着用していると言う方も沢山いると思います。しかし、どうしても我慢ができずにやむを得ずタグを切った経験がある方もいますよね。

このように、今まではアパレルブランドのネームタグと言うのは、襟元にあるのが当たり前でしたが、近頃のネームタグは、ブランド名や洗濯注意事項やサイズ表記が、直接衣類の生地にプリントされたものも増えてきています。ネームタグはブランド情報や大事な注意書きがされているダグです。通常の織りネームタグだと不快感を与える事もありますが、プリントネームタグでは快適な着心地で過ごす事ができます。

ブランドネームタグの必要性

ブランドネームタグは、本当に単なる注意書きではありません。注意書きだけの役割であるならば、わざわざ襟の後にタグを付ける必要はありませんよね。なぜ、長い間襟元にタグを付ける必要があったのか、現在も多くのアパレルメーカーがタグを付け続けているのには理由があります。それは、ネームタグと言うのは単なる注意書きではなく、まさにブランドとしての誇りや思い等を表現する、ブランドの象徴のような存在になっているからです。

ブランドネームタグの素材、デザイン、大きさ、形状等、ネームタグには様々な要素を使って自分達のオリジナルデザインに表現する事ができます。この事からもブランドの思いを表現するのに適しているツールとして活用する事ができ、ブランド価値を高める事ができるものなのです。

プリントネームタグとは

プリントネームタグとは、テープ状の素材にブランドロゴを色々な方法でプリントしたブランドタグです。一般的に使用される素材テープ、様々なプリント方法による加工技術、織りネームとの組み合わせなど特殊加工方法等、色々な状況に対応する対応する事ができます。プリントネームタグの完成の雰囲気は、使用するテープによって仕上がり感が大きくイ異なってきます。例えば、同じカラーテープに同じロゴをプリントする場合、ネームタグに採用するテープの素材で完成したタグの雰囲気を変える事ができます。

素材に直接プリントするプリントネームタグとは?

自由な形状でプリント可能

素材に直接プリントするプリントネームタグは、縫いタグとは異なり外枠が無いので、長方形型、円型等、特にタグの形状は問われません。なので、プリント可能な範囲内で形に縛られない自由なタグデザインが可能です。

1枚からプリントネームタグでブランドアピール

通常、縫い付けのネームタグをアイテムに付ける場合、最小ロットでも1000枚以上のタグ制作が必要になります。そこから、アイテムのTシャツに元々付いているネームタグをカットしたり、タグの縫い付けをしたりすると、注文数量・費用・時間等が大きくかかってきますよね。そんな時、直接タグを素材にプリントする方法なら、コストや手間をかける事なく、アイテム1枚からネームタグを入れる事ができます。

プリント方法の種類と特徴とは?

シルクスクリーン

シルクスクリーンとは、ネームタグ制作で最もよく採用されている、ポピュラーなプリント方法になります。一色ごとに版を起こしてインクで刷っていくプリントです。版の作成に関しては、最初だけになっているので、版を一度作る事で何枚でもプリントする事ができます。タグの制作枚数が多い程、総合的な制作費も安価になります。版には、通常版・特大版・ラメ版・分解版等が挙げられ、これがシルクスクリーンで、コットン製品だと色を綺麗に着色できるのが特徴です。

シーリングプリント

シーリングプリントとは、大型のスタンプのようなイメージのプリント方法で、凹凸版をテープに押し付けてプリントします。デザインの表現精度は高くなりますが、スクリーン印刷と比べると、インク使用量が少なくなります。その為、素材に馴染んでナチュラルな感じになります。

昇華転写プリント

昇華転写プリントとは、ネームタグになるデザインを専用シートにプリントし、その後、熱で気化させて、密着させたポリエステル生地にデザインを染み込ませるプリント方法です。昇華転写プリントとフルカラー転写プリントを良く同じものと思われがちですが、昇華転写プリントは熱で生地にデザインを染めると言うのが大きな特徴になります。

インクジェットプリント

インクジェットプリントとは、オンデマンド印刷手法の一種で、沢山インクを使用しり、小ロット生産したりするのに適しています。インクを直接素材に噴き付ける事でプリントしていきます。インクの種類やインクを噴き付けるやり方は、それぞれのメーカーによって様々ですが、インクに圧力や熱を加えて微粒子に変え、噴き付けによるプリントである事は同じです。フルカラーでネームタグを制作する事ができるので、写真データもプリント対応しています。

プリントネームタグの折曲加工の種類とは?

両端折り曲げ加工

両端折り曲げ加工とは、素材の両端を折り曲げる折り曲げ加工です。プリントネームタグの折り曲げ加工の中で一番基本的な折り曲げ方になります。

二つ折り曲げ加工

二つ折り曲げ加工とは、ピスネームとも言われる加工です。素材を二つに折り曲げるので、縫い代部分を挟み込んで加工します。既製品にネームタグを後付加工する場合には、マンハッタン折りの方がお勧めです。

ストレートカット

ストレートカットとは、その名の通り単にネームタグをカットするだけです。化学繊維系の場合はヒートカット、天然繊維系の場合は常温カットになります。常温カットは、ネームタグとなるテープにほつれ留め加工されていないと、ほつれが生じてくるので両端折り曲げ加工がお勧めです。

マンハッタン折り加工

マンハッタン折り加工とは、二つ折り曲げ加工に被せフタが付いたような折り曲げ加工です。ネームタグの表面からはカットされた面が見えないので、既製品に後付してネームタグ加工する際等にも適しています。

ブックカバー折り加工

ブックカバー折り加工とは、両端折曲加工したタグをさらに二つ折り曲げ加工した加工方法です。この加工では、二つ折り曲げ加工部分は手加工になっており、前後の長さには若干の誤差があります。袖や裾部分等の生地端にタグを挟み込んで加工します。

レーザーカット

レ-ザーカットとは、レーザーで指定の形状にカットする加工です。三角形や星型等をレーザーカットしたり、他にもファスナー引きに用いたり、色々な用途に活用可能となっています。ネームタグに採用するテープによっては、伸びによって生じる誤差があります。また、ヒートカットできない素材には使用する事はできません。